明確な「ビジョン」を描くことができれば、仕事や育児や家事など自分以外の誰かのための「今しなければならないこと」という波に飲まれることなく夢を叶えることができます。
ビジョン描くことから始めよう
ライフデザインナビゲーターのみのりです。
あなたは
「夢や目標やビジョンは、
明確にすればするほど叶いやすい」
という言葉を聞いたことはありませんか?
ちなみにここでいうビジョンというのは、
「将来の構想や展望」のこと。
この言葉って、本当にその通りだなぁと、
わたしも今までの自身の経験から確信しています。
自分の理想のビジョンを叶えるためには、
まずはそれがどんなものか明確に描くことから。
そしてこの世の中に生きる数多くの人の中で
誰よりもこの
「明確なビジョン」が必要となるのは…
今の時代を生きている女性だと
わたしは考えています。
女性はライフイベントによって受ける影響が圧倒的に大きい
男性と比べて女性は
結婚、出産、子育てなど…
人生の中で起こるライフイベントに
圧倒的に大きく影響を受けやすい存在です。
男性は一家の大黒柱として外で働き、
女性は出産から子育て、家事まで
家庭の中のすべてのことを切り盛りする。
そんな光景がどの家庭でも
当たり前だった昔の日本社会はもちろん
共働き世帯が1000万帯を超えて、
今なお増加の一途をたどっている
現代の日本社会においても、
まだまだ世の中のシステムの多くは
男性中心にできています。
そのためにどれだけの年月が流れても
女性が結婚や出産、子育てによって
自身のライフスタイルに影響を受ける度合いは
さほど変化していません。
そこに現代の女性の、働き方や
生き方に関する苦悩が生まれるわけですが…
妻として、母として、社会の一員として。
数々の与えられた役割を
どれも十分に果たすために、
自分のことを後回しにして周りの人のために
毎日慌ただしくも懸命に働き続ける女性は
そのあまりの忙しさと余裕のなさから
自分自身の夢やビジョンを、なかったものとして
心の奥底に封印してしまいがちです。
「明確なビジョン」は、目の前の現状に流されないための「錨」になる
家族や周りの人達のために、
日々一生懸命に頑張っている女性たちが、
少し立ち止まって素の自分と向き合って、
自分の心の声に耳を澄ませてみたとき。
「家族とともに過ごす時間をもっと作りたい」
「心に余裕を持って
笑顔で過ごせるお母さんでいたい」
「夫と一緒に家事育児を楽しみたい」
「家族も仕事もどちらも大切にしたい」
「もっと好きなことをする時間が欲しい」
「自分の好きなことを仕事にしたい」
「互いに支え合い応援しあえる仲間と出会いたい」
「時間や場所に縛られず暮らしたい、働きたい…」
慌ただしく制限ばかりの現状に身を置いたまま
先の見えないモヤの中でやみくもに生きるのではなく
自分が心から望む生き方や暮らし方をしたいと
心の声が訴えてくるかもしれません。
そんな時に、それをただボンヤリと
思い描いただけで終わりにしてしまっていたら…
次の瞬間に目の前に押し寄せてくる
仕事や育児や家事など自分以外の誰かのための
「今しなければならないこと」という波に
あっと言う間にその身は流され、
その慌ただしさに飲み込まれて、
自分の心の声のことをまたしばし忘れ、
一瞬にして元の毎日に戻ってしまうでしょう。
だからこそ、今の時代を生きる女性が
たくさんの役割に毎日忙しく過ごしながらも、
それでも自分の心の声をきちんと聞いて、
後悔をしない人生を送りたいと願うのあれば…
まずはなによりも
「明確なビジョン」を抱くことが必要なのです。
日々たくさんの役割を果たすため、
マルチタスクでたくさんのことを一気にこなして
誰よりも忙しく働いている女性だからこそ。
わたしが人生で本当に望んでいるものは、
今の仕事や生活の先にあるのか?
もしそれがないのであれば、
わたしが本当に望む未来とはどんなものなのか?
これからの人生を、後悔せずに生きていくとしたら
なにがあれば、なにができれば最高と思えるのか?
こういった自分にとっての
「最高の未来ビジョン」を
自分の中で明確にしていくことは、
目の前の忙しすぎる現実に流されずに、
自分軸で立ち止まるための「錨」
の役割を果たします。
そして、
自分がこれから生きていく上で
心から望むビジョンが明確になると…
「理想は確かにあるけれど、
現実なんてそう簡単には変わらないよね」
と…
目の前にある現実を言い訳にして、
自分の人生に変化を起こさずにすむ口実を
わざわざ作って立ち止まることなく、
そのビジョンの実現に向かって
一直線に歩みを進めていくことができるのです。
社会が変わるのを待つ前に、自分自身が「明確なビジョン」を描くことから始めよう
女性の社会進出が一気に増えてきた現代において
社会全体が持つ従来の性別観も
確実に変化してきてはいます。
けれども、昔から根強く残る男性優位の
社会システムを大きく変えていくまでには
まだまだ相当な時間がかかるでしょう。
だからこそそんな時代に生きる女性は
社会が変わるのをただ待って
今の現状に流されるのではなく、
まずは今の自分ととことん向き合って、
自分が本当に人生で実現させたい
「明確なビジョン」を描くことから始める。
その一歩が後悔のない人生を生きるために
何よりも大切だとわたしは考えています。
そしてそのビジョンを明確に描くタイミングは
まさに「今」なのです。