こんにちは!
女性起業家プロデューサーの
くましろみのりです^ ^
この記事を読んでいる方のなかには、
「稼げるようになるには、
たくさんの資格をとって出来ることを増やさないと!」
と思っている方もいるのではないでしょうか?
実はその考え方、ちょっと危険なんです。
今夜はビジネスにおいてやることを増やすのではなく
「選択と集中」によって倒産寸前の会社をV字回復させた
企業事例を紹介しますね ^^
のど飴の龍角散は廃業寸前だった!
のど飴で有名な龍角散ですが、
今の藤井社長が就任した1995年には実は廃業寸前でした!
社長はいかに周りに迷惑をかけずに会社を畳むか、
その方法を考えていたそうです。
そこからどうやって
V字回復したと思いますか??
社長は「なぜ売れないのか」と、
自社の悪いところに目を向けるのではなく
自社の商品が売れている理由
を研究しました。
愛用者にアンケートしてリサーチした結果、
「龍角散でなければダメだ!」
という熱心なファンが多く、
”龍角散”は世の中から必要とされていると
実感しました。

「ファンに継続を熱望される強いブランドがここにある!」
そう思った藤井社長はある決断をします。
社員が猛反対するなか社長がとったある行動
藤井社長は、のどに特化した
龍角散ブランドだけを追求する!と決め、
当時苦戦していた新規事業や
新製品を止めるばかりか、
当時の主力製品だったのど薬「クララ」までを
社員から反対されても廃止!
会社を心配する社員たちからは
「胃腸薬や風邪薬など
市場規模が大きいカテゴリーに事業領域を広げたほうが、
業績アップにつながるのでは」
という声も挙がりましたが、
社長はその方針はとりませんでした。
龍角散にしかできない、
オンリーワンのポジションを確たるものにすべき。
そのために必要なのは
事業の選択と集中だったんです。

そのかわり、
龍角散ダイレクトスティックの開発に力を注ぎます!
龍角散ダイレクトスティックは
持ち運びやすい顆粒タイプの薬として人気を博し
のど飴や服薬ゼリーなどの需要も
合わせて伸びました^^
さらに冬場に偏っていた利用シーンを
通年へと広げ売上を伸ばします。
花粉、PM2.5、声がかれたとき、
など様々なシーンにおいて
「のどの異物排出を促進する」
という龍角散の機能をアピールしたのです。
結果、売上を40億円から150億円へと引き上げました!
その後「龍角散ののどすっきり飴」は
競争が激しいのど飴市場でトップシェアを獲得!
強みにフォーカスし徹底的に研究を深めることで
突き抜けたんです。

龍角散だけじゃない!個人ビジネスも〇〇がカギ
さて、ここまで龍角散という
企業の「捨てる成功事例」をお伝えしましたが、
龍角散の社長が行った
選択と集中は企業だけでなく
個人のビジネスにとっても
とても大事なことになります。
いえ、むしろ使える資源(時間や労力、資金)が
非常に限られている個人起業家こそ、
あれこれとやることを増やすのではなく
たったひとつの武器を選択し
そこに集中して一点突破する
ことを考えて動かなければ
事業を黒字化発展させて
持続可能な状態にすることが
難しくなってしまいます。

あれこれとやることを増やす人と
選択と集中をしている人の違いを
図にすると上記のようになります。
右も左もどちらも同じだけの資源
(時間、体力、労力、資金などのエネルギー)
を使ったとしても
左側はあらゆる方向に資源が引き裂かれているので、
どの方向にも少しずつしか進めないのに対し、
右側は資源の方向が絞られているので
遠くまで進むことができるんです。
龍角散が資源を「龍角散ブランド」という
一つの方向に絞ったことで
のどあめ業界の中で突き抜けて
No.1になったように
あなたもぜひ
最小の時間で最大の成果を生み出す
「選択と集中」
をぜひ今のシゴトに取り入れてみてくださいね^ ^