「予備資格」を求めてしまう時は、不安や不満、自信のなさが根っこにあります。
お金と時間を費やす前に、自己理解を深めることで資格取得以外の解決策が見つかります。
キャリアコンサルタント関連資格を取ろうとしているあなたへ
コンサルタント、コーチ業でのスキルアップには
資格取得が一番の近道だと思っていませんか?
スキルアップを謳っている資格の中には、
ただ肩書きがもらえるだけ、
協会制度に加入することを目的としている資格もあります。
あなたが取得しようとしている資格は、
あなたがやりたいビジネスに、本当に必要なのでしょうか?
コンサルタント・コーチ業をしている方へ
あなたがやりたいことに直結する資格やスキルはなんなのか?
見極める方法をお伝えします。
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「必須資格」と「予備資格」
資格には、仕事をする上で絶対に必要な「必須資格」と
なくても仕事ができる「予備資格」があります。
必須資格とは
医師免許、気象予報士、司法書士、宅建など
持っていないと法律上、その仕事をすることができなくなる、
絶対に必要な資格です。
運転免許などもある意味そうですね。
運転免許がないのに車を運転すると、道路交通法違反になります。
予備資格は
カラーコーディネーター、収納整理アドバイザーなど
持っていると就職に有利、箔が付く、などの資格です。
カラーコーディネーターの資格を持っていなくても
収納整理アドバイザーの資格を持っていなくても
インテリアコーディネーターの仕事はできます。
「必須資格」と「予備資格」を比べて
重要度が高いのは「必須資格」だというのはいうまでもありませんね。
資格取得の難易度も「必須資格」の方が上です。
取得するためには膨大な時間とお金をかけて
学んでいく必要があり、
国家資格であることがほとんどです。
キャリアコンサルタント資格取得の時間とお金
2016年に創設された「キャリアコンサルタント」も
国家資格のひとつです。
キャリアコンサルタントと名乗るためには
キャリアコンサルタントの資格を取得し、
名簿登録をする必要があります。
キャリアコンサルタントの資格を取得するまでに
かかる時間はおおよそ6ヶ月〜1年ほどとも言われています。
理由は、受験資格の条件に講習修了や実務経験が含まれるからです。
キャリアコンサルタントを試験を受けるには
厚生労働大臣が認定する「キャリアコンサルタント養成講習」を受講するか
3年以上の実務経験が必要になります。
実務経験にも条件があるため、
ほとんどの人はキャリアコンサルタント養成講習を受けることになります。
おおよそ6ヶ月〜1年ほどの取得期間のうち
ほとんどはキャリアコンサルタント養成講習で、
さらに30〜50万円という費用がかかることから資格取得のハードルが一気に上がります。
キャリアコンサルタント養成講習を修了後も
受験料と登録料で5万円以上かかり
5年おきの更新も必要になります。
キャリアコンサルタントは「必須資格」なのか?
膨大な時間とお金をかけて学んでいく必要がある
国家資格キャリアコンサルタントは
本当に「必須資格」なのでしょうか?
キャリアコンサルタントの資格を取得するまでの
勉強や試験では幅広い知識を得ることができます。
「キャリアコンサルタント」という肩書も手に入ります。
パッと見、とても信頼できる資格のように見えますが…
もし、あなたのビジネスのターゲットが
・妊娠出産などで働き方に困っている女性
・育児が終わった後のセカンドライフを充実させたい人
など、性別や年齢が、ある程度絞られている場合は
幅広い知識よりも、その性別や年齢に合わせた事例や
論文研究の方がお客様への具体的なアドバイスに直結する学びになります。
また、まだまだ一般に浸透していない
「キャリアコンサルタント」という肩書きだけでは集客できず
活躍しているコンサルのほとんどは
ママ向けアドバイザーなど
ターゲットを絞った独自の肩書きを作って活動している人が多いのが現状です。
フリーのコンサルや起業を目指す人にとって
キャリアコンサルタントの資格は「予備資格」なのです。
あなたのビジネスにとって本当に必要かどうか、
キャリアコンサルタント養成講座に申し込む前に一度考えてみてください。
そもそも
「持っているだけでスキルアップでき仕事がうまくいく資格」
というのは世の中に存在しません。
6年制の医学部の教育を修了しなければならない
医師免許ですら取得しても開業医になることすら程遠い資格です。
仕事をしても法律違反にならないという、一番基礎の土台にしかならず
実際に開業医になるには医師としての腕の良さだけではなく
さらに資金や学びや営業力を積み重ね
他の病院と差別化をしていかないと成功できないのです。
キャリアコンサルタントの資格さえ取れば
活躍できるキャリアコンサルタントになれる…
というのは、あまりにも楽観的すぎます。
関連資格を取るだけでは不安や不満はなくならない
資格取得やスキルアップに頼ってしまう
そんな時はビジネスの方向性に迷っている時です。
集客がうまくいかない成約できない、
契約が取れない
売り上げのためには睡眠時間を削らないといけない
そんな時に「予備資格」は魅力的に見えます。
ないよりは、あった方がいいかも、と
頑張って資格を取ってみても
あなたの名刺やSNSの肩書きが増えるだけで
根っこの不安や不満は解消されません。
肩書きが多いか少ないかは
お客様に選ばれるかどうかに直結しないからです。
むしろ、資格取得の勉強でもっと睡眠時間を削ってしまう…
資格貧乏になってしまう可能性もあります。
「予備資格」を求めてしまう時は
売り上げや集客の不安や不満、
自信のなさが根っこにあることが多いです。
資格について調べる前に、
今何が一番不安なのか
こんな毎日は絶対に嫌だ!
ということを書き出してみることをオススメします。
不安や自信のなさは、資格では埋まりません。
目先の資格やスキルアップに飛びつかず、
まずはあなた自身が
何が不安か?なぜ自信が持てないのか?
自己理解を深めることが大切です。
今のセミナーや講座内容を見直すだけで
不安や自信のなさを解消できることも多いです。
もし手元に50万円あって、
1年間、仕事も家事も何もしなくてもいい時間があるのであれば
国家資格を取得するのもいいかもしれませんが
そうではありませんよね?
不安だから、自身がないからという理由で使うには
50万円という費用と、1年という時間はあまりにも大きな金額と時間です。
今日1日だけでも、自己理解のために
ノートを開いて
自分の気持ちを書き出してみてからでも遅くありません。
客観的な意見が欲しい!という方へ
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