<連載1>ガムシャラに闘っていた会社員時代の私と、マミートラック。

起業ストーリー

ビジョンを描くだけで
時間と場所に縛られない人生を創る

ライフデザインナビゲーターの
くましろみのりです。

今回から数回に分けて
私の起業ストーリーを連載していきます。

今回と次回の記事では
そもそもなぜ私が
起業をしようと思ったのか?

今現在
ライフデザインナビゲーターとして
活動している私の原点について
書いていきますね。

好きな仕事に没頭したい!そんな気持ちで選んだ就職先

私は福岡県の飯塚市というところで
生まれ育ちました。

高校卒業まで実家で過ごし、
その後は佐賀県にある佐賀大学に
進学して親元を離れました。

高校まで真面目に生きてきた反動か
親の目を離れた大学生の私は…

それはもう、
思いっきりやりたい放題!笑

大学は単位を落とさない程度に
ほどほどに通い、

アルバイトをして日銭を稼ぎながら
夜から明け方まで友達と遊んだり呑んだり
映画を観たり小説を貪り読んだり。

そして昼過ぎまで寝る…
というなんとも自由で自堕落な生活。

そんな生活の中でも心の奥底では

「本当はもっと何かに思いっきり
打ち込める人生を送りたい!」

と渇望していました。

そんな私が就職する際に選んだのは

地元福岡にある
レンタル店やカラオケ、
インターネットカフェなど
エンターテイメント業の
店舗運営をする会社。

事務や経理など細かな仕事や
じっとしていないといけないデスクワークは
絶対自分には向いていないと
昔から思っていましたし

何より映画が大好きだったので

ここでなら
自分が好きなことと関わりながら
思いっきり仕事に没頭できる!

と思ったのでした。

男性9割の会社の中で、負けないようにとガムシャラに働いた日々

そうして意気揚々と入社した会社は
なんと…
全体の9割が男性社員!

24時間年中無休の店舗営業が
当たり前の環境なだけに
本部にいる女性社員以外は
ほぼ全員が男性でした。

そんな中で
負けん気の強かった私は

「女だから出来ない
なんて思われたくない!」

と、就職先を決める際に
自ら望んだ通り

朝から晩まで、さらに晩から朝まで
昼夜もお正月休みもGWもなく
仕事漬けの毎日を送りました。

「仕事の虫」とはまさに
当時の私のことだと思います。

基本的に仕事ばかりしているので
いつの間にか学生時代の友達とも
疎遠になっていきました。

ですが頑張りの甲斐あって
入社してから7年後には

店舗の経営や人材育成を任される
数少ない女性管理職になっていました。

入社してから数年は
「就職貧乏だよ〜!」なんて
自虐ネタとして話していたほどの
労働時間の割に少なすぎるお給料も

管理職になったことで手当が増え
一気に安定し、

着実に増えていく預金通帳を見ながら
ようやく頑張りが報われたような
ホッとした感覚を感じたことを覚えています。

ですがその後すぐ、30歳で
会社の同僚であった今の夫と結婚し
第一子である娘が生まれた瞬間に
その状況が一変するのです。

順風にキャリアを積んでいた私に訪れた、出産とマミートラック


マミートラック。

あなたはこの言葉を
ご存知でしょうか?

マミートラックとは
出産を終えた女性が
仕事に復帰したにも関わらず

育児のために「残業ができない」
「休むことが多い」などの理由で、

出世コースとは違ったもう一つの
コースに乗ってしまうことを指す言葉
です。

男性ばかりの職場環境の中で
「女性だってできる!」と証明したくて
10年近くガムシャラに
頑張ってきたにも関わらず

私は30歳で出産した瞬間に
このマミートラックに
乗ることになったのです。

次回の記事では、

一度マミートラックに乗った私が
なぜ自らそれを降りて
起業という道を選んだのか?

についてお話ししますね!
<連載2>私を起業へと突き動かしたのは、自分自身への強い怒りだった。