こんにちは!
女性起業家プロデューサーの
くましろみのりです^ ^
今では学生や女性を始め
多くのファンがいる無印良品ですが
過去には大きな損失を
抱えた時期があったことをご存知ですか?
今日は、「フォーカスしなかった」ことで
ビジネスの存続の危機にあった
2000年代の無印良品の歩みと
自らの強みを活かし支持されるブランドとして
生まれ変わったきっかけをお伝えします。
成功体験だけでなく、失敗体験からも
多くを得ることができるので
ぜひあなたのビジネスのヒントに繋げてくださいね^ ^
無印良品の業績悪化の理由
みなさんも大企業が経営の多角化や
生産ラインの拡大を進めて失敗した事例を
数多く知っていると思います。
実は、無印良品も2001年にラインの拡大に失敗し
38億円の赤字に陥った過去がありました。
この大赤字は、
当時40アイテムでスタートした商品数を
6000アイテムに拡大し
消費者が求める商品を
提供できなかったことが原因のひとつでした。
元々無印良品は、
大手百貨店西友のプライベートブランドとして
スタートしました。
無印良品は、創業から10年間
右肩上がりで成長しましたが
2001年から2003年にかけて業績が悪化し
営業利益が半減。
深刻な経営危機に陥ります。
業績が悪化した原因は複数挙げられますが
成長に慢心したこと、経営戦略の失敗、ブランドの弱体化
などが考えられました。
この、「経営戦略の失敗」が
今回お伝えするフォーカスしなかったことでした。
2001年2月に公表された
株式会社良品計画マニュアルレポートの
社長メッセージには、
下記のようなコメントが掲載されていました(一部抜粋)
2000年度は良品計画にとって、
極めて厳しい1年となりました。連結営業収益においては前年比8.0%増の1,156億円を達成したものの、
営業利益は前年比13.8%減の116億円
当期純利益も同じく前年比3.2%減の57億円にとどまり、創業以来初の減益というまことに残念な結果となりました。
ーー 一部省略 ーー
こうした急激な売り場面積増に対応して、
商品開発においても急速な拡大が必要になりました。アイテム数は前年比1,094増の5,326アイテムに達し
なかには、無印良品のコンセプトに
本来なら合致しないような商品なども加わり、ブランドイメージを希薄にしてしまう結果を招きました。
ーー 一部省略 ーー
また、急ピッチで進めてきた商品アイテムの拡大も大きな要因です。
もちろん、価格の見直しやアイテムの絞り込み
といった改革も積極的に進めていきますが、無印良品の遺伝子をいま再び蘇らせるためには、
株式会社良品計画マニュアルレポート
その第一歩となるモノづくりの現場から
刷新していかなければならないと考えています。
このように、社内の公式な発表で
アイテム数を増やしたことで
本来の無印良品のコンセプトがフォーカスされなくなり
その結果お客様離れやクレーム、
売り上げの減少に繋がったとまとめています。
その結果、無印良品は方向性を見直すことを決意!
商品開発部門の人事異動が頻繁に行われていたことで
会社のコンセプトが正確に継承されていない点や
フォーカスせずに増やしていた商品の絞り込み
価格の見直しなどを改善し
無印良品の強みにフォーカスしたモノづくりを始めました。
「フォーカス」して業績がV字回復!
無印良品は「モノづくりコミュニティー」を開設し、
(現:くらしの良品研究所)
消費者参加型のお客様の悩みに寄り添った商品に
フォーカスしたことで
現在も消費者の声を反映した
商品開発画を進め、根強いファンを獲得!
2007年には1570億円、
2016年には3075億円の売上高を記録するに至り
2000年に大幅に落ち込んだ業績を
V字回復させることに成功しました^ ^
フォーカスすることでお客様に求められるビジネスが確立できる
このように、
いくつもの事業や生産ラインを持ったり
一番大切なことにフォーカスしないまま
ビジネスを進めると
人を増やしたり作業を複雑にしてしまう問題や、
お客様の本当の望みを汲み取れないことにより
収益が激減しやすくなります。
2000年の大きな赤字を回復するために
問題点を見直し
お客様の悩みを解決しながら
6000種類あった商品をフォーカスした無印良品の
自社分析とV字回復ストーリーはいかがでしたか?
フォーカスすることで
商品を求めるお客様に「見つけられる」モノづくりを
叶えることが出来ると
知ってもらえたら嬉しいです!
今日お伝えしたフォーカスメソッドを活用した
独自ポジションの作り方を知りたい方は
下記の無料電子書籍をご覧くださいね^ ^